⚠️ GASの知っておくべき制限
GASを使う上で知っておくべき制限事項を学びます
GASには、いくつかの制限事項があります。
これらを理解しておくことで、トラブルを避けることができます。
⏱️ 実行時間の上限(約6分)
GASのスクリプトは、1回の実行で最大約6分までしか動作しません。 6分を超えると、スクリプトは強制的に停止されます。
これは、Googleのサーバーに過度な負荷をかけないための制限です。 大量のデータを処理する場合や、複雑な処理を行う場合は、 この制限に引っかかる可能性があります。
💡 対策:
- • 処理を分割して、複数回に分けて実行する
- • トリガーを使って、定期的に少しずつ処理する
- • 不要な処理を削減し、ループ処理を最適化する
📝 具体例
1000件のデータを処理する場合、一度に全て処理するのではなく、 100件ずつ10回に分けて処理するようにします。 これにより、実行時間制限を回避できます。
📧 1日の呼び出し回数制限(GmailAppなどは回数制限あり)
GASには、1日あたりの呼び出し回数制限があります。 特に、メール送信やURL Fetchなどの外部リソースを使う処理には、厳しい制限があります。
主な制限(無料アカウント):
| 項目 | 制限(無料) | 制限(有料) |
|---|---|---|
| メール送信 | 100通/日 | 1,500通/日 |
| スクリプト実行時間 | 90分/日 | 6時間/日 |
| URL Fetch呼び出し | 20,000回/日 | 100,000回/日 |
⚠️ 注意
メール送信の制限は、1日のリセット時刻(太平洋標準時の午前0時)にリセットされます。 制限に達した場合、翌日まで待つ必要があります。
⏰ トリガー20個まで
1つのGASプロジェクトに設定できるトリガーは、最大20個までです。
トリガーとは、「毎朝9時に実行」「スプレッドシートが編集されたら実行」といった、 自動実行の設定のことです。複数の自動化ツールを作成する場合は、 この制限に注意が必要です。
💡 対策:
- • 1つのトリガーで複数の処理をまとめて実行する
- • 不要になったトリガーは定期的に削除する
- • 複数のスプレッドシートに分けて、それぞれにGASを作成する
📝 具体例
「毎朝9時にレポート作成」「毎朝9時に在庫チェック」「毎朝9時にメール送信」の3つを 別々のトリガーにするのではなく、1つのトリガーで3つの処理を順番に実行するようにします。
💾 容量・ファイル数・サイズ制限
スクリプトファイルの容量は、約50MBまでです。 また、Googleドライブの容量制限にも注意が必要です。
通常のGASの使い方であれば、この制限に引っかかることはほとんどありません。 ただし、大量の画像を扱ったり、巨大なデータファイルを処理したりする場合は、 注意が必要です。
主な制限:
- • スクリプトファイルサイズ:約50MB
- • Googleドライブ容量:15GB(無料)、2TB〜(有料)
- • 添付ファイルサイズ:25MB(Gmail)
💡 対策
大量のデータを扱う場合は、データベースや外部ストレージを使うことを検討しましょう。 また、不要なファイルは定期的に削除することも重要です。
💰 無料で使えるが、制限に引っかかると有料プラン(Google Workspace)を検討
GASは基本的に無料で使えますが、制限に引っかかる場合は、 有料プラン(Google Workspace)を検討する必要があります。
Google Workspaceに契約すると、メール送信の上限が増えたり、 スクリプトの実行時間が長くなったりします。 ビジネスで本格的に使う場合は、有料プランを検討すると良いでしょう。
無料アカウント
- • メール送信:100通/日
- • スクリプト実行:90分/日
- • ドライブ容量:15GB
Google Workspace
- ✓ メール送信:1,500通/日
- ✓ スクリプト実行:6時間/日
- ✓ ドライブ容量:2TB〜
💡 アドバイス
まずは無料版で使い始めて、制限に引っかかるようになったら有料プランを検討しましょう。 個人利用や小規模なビジネスであれば、無料版で十分に活用できます。
✅ ワーク課題
「6分以上かかりそうな処理はどう分けるか?」をChatGPTに聞いてみよう!
ChatGPTに以下の質問をしてみましょう。 GASの実行時間制限を回避する方法について、アドバイスを受けられます。
質問例:
「Google Apps Scriptで6分以上かかりそうな大量データ処理を実行したいのですが、 どのように分割すれば良いですか?具体的な方法を教えてください。」
ChatGPTの回答をメモ:
💡 ChatGPTがどのようなアドバイスをしてくれるか確認してみてください。 実際のプロジェクトで役立つヒントが得られるはずです。
📝 このセクションのまとめ
皆さん、GASの制限事項について理解できましたでしょうか?
- ✓ GASの実行時間は、1回あたり約6分までです
- ✓ メール送信は100通/日、スクリプト実行時間は90分/日までです(無料)
- ✓ 1つのプロジェクトに設定できるトリガーは、最大20個までです
- ✓ 制限に引っかかる場合は、Google Workspaceを検討しましょう
次のセクションでは、GASが実際に動くまでの流れについて学んでいきましょう。 わからないことがあれば、何度でも読み返してくださいね。