ステップ1:棚卸しから始めましょう!
自動化したい作業を具体的に書き出すことで、ツールの設計がスムーズに進みます。
📝 なぜ棚卸しが重要なのか
まず、「AIでツールを製作するときの基本的な考え方」で学んだ**棚卸作業**から始めましょう。 棚卸しとは、現在の作業を具体的に書き出すことです。
棚卸しをすると何が良いのか?
- • 作業の無駄が見えてきます
- • 生成AIに明確な指示を出せるようになります
- • どこから自動化すべきかが明確になります
- • 完成イメージを具体的に持てるようになります
「なんとなく自動化したい」という状態から、「この手順をこう自動化したい」という明確な状態に変えることができます。 これが、ツール作成成功の第一歩になります。
🎯 棚卸作業のポイント
棚卸しをする際は、以下の3つのポイントを意識してください。
自動化したい作業を1つ選ぶ
まずは、自動化したい作業を1つだけ選びましょう。 欲張っていくつも選ぶと、複雑になって完成しづらくなります。
選ぶ基準の例:
- • 毎日繰り返している作業
- • 時間がかかっている作業
- • ミスが発生しやすい作業
現在の手順を具体的に書き出す
次に、その作業を「ステップ1、ステップ2、ステップ3...」という形で整理します。 できるだけ具体的に書くことが重要です。
具体的に書くコツ:
- • 固有名詞を具体的に書く(「メール」ではなく「注文メール」)
- • データの配置場所を明確にする(「A列に○○、B列に△△」)
- • 「誰が見ても分かる」レベルまで詳しく書く
✅ 【ワーク】棚卸作業を完了させよう
ワーク課題
自動化ワークシートを使って、以下の5つの項目を記入してください。
やりたいこと(一言で)
例:「注文メールをスプレッドシートに自動転記したい」
現在の手順(ステップで書き出す)
例:「ステップ1: Gmailを開く → ステップ2: 注文メールを検索 → ステップ3: 内容をコピー → ...」
どんなデータを扱う?
例:「件名、差出人、受信日、本文の一部(合計金額)」
どこに保存する?
例:「スプレッドシート『注文管理』のA列に日付、B列に件名、C列に金額...」
その他の要望
例:「毎日朝9時に自動実行したい」「重複チェックを付けたい」
💡 ヒント: 最初は完璧でなくても大丈夫です。まずは思いつくことを書き出してみましょう。 作業を進める中で、修正や追加をしていけば問題ありません。
ワークシートの記入例
以下は、物販プレイヤーの方向けの記入例です。参考にしてみてください。
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1
やりたいこと(一言で)
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経費を記録して月ごとに自動集計したい |
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2
現在の手順
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ステップ1: スプレッドシート「経費管理2025」を開く ステップ2: A列に日付、B列に経費内容、C列に金額、D列にカテゴリを手入力 ステップ3: 月末になったら、1ヶ月分のデータを目視で確認 ステップ4: カテゴリごとにフィルタをかけて、SUM関数で合計を計算 ステップ5: 計算結果を別シートにコピペして、前月分と見比べる ステップ6: Excelでグラフを作成して、月次レポートとして保存 |
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3
どんなデータを扱う?
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扱うデータ項目:
※月間で約50〜100件のデータを扱う |
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4
どこに保存する?
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【入力用】「経費記録」シート: A列:日付 | B列:経費内容 | C列:金額 | D列:カテゴリ 例:2025/1/15 | Amazon梱包材 | 3,500 | 梱包材 【自動生成】「月次集計」シート: A列:月 | B列:仕入れ合計 | C列:送料合計 | D列:梱包材合計 | E列:広告費合計 | F列:交通費合計 | G列:その他合計 | H列:総合計 例:2025年1月 | 125,000 | 8,500 | 15,200 | 22,000 | 3,800 | 6,500 | 181,000 |
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5
その他の要望
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💡 ポイント: このように具体的に書き出すことで、何を自動化すれば良いかが明確になります。 あなたの業務に合わせて、自由に記入してみてください。