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基本的な考え方 - セクション 1/3

1. 棚卸作業

AIツールを作る際、まず最初にやるべきことは「棚卸作業」です。

現状の作業を具体的に書き出すことで、AIに正確な指示を出せるようになります。 このセクションでは、効果的な棚卸作業の方法を学んでいきましょう。


1. 棚卸作業

📋 現状の作業を見える化することが大事

AIツールを作る際、まず最初にやるべきことは「棚卸作業」です。 これは、現在行っている作業を細かく書き出すことを指します。

まずは現状の作業を見える化することが大事だと思います。 ここで洗い出した内容が、後でAIに伝える【指示文(プロンプト)】の材料になります。

💡 細かければ細かいほど、AIが正確に動けるようになります。

🤖 AIが全部を自動で作ってくれるわけではない

多くの人が誤解しがちですが、AIが全部を自動で作ってくれるわけではありません。

人間が「どんな作業を、どんな手順でやってほしいか」を具体的に伝えることが必要です。 AIは、あなたの指示に基づいてツールを作成してくれます。

つまり、AIはあなたの「アシスタント」であり、あなたの考えを実現するためのパートナーだと考えるとよいでしょう。

棚卸作業の悪い例と良い例

悪い例

「Gmailからスプレッドシートに転記」

このような抽象的な指示では、AIは何をどう転記すればいいのか分かりません。 具体性に欠けるため、AIは正確なツールを作成できないでしょう。

良い例

  1. Gmailで注文メール確認
  2. 「注文番号」「氏名」「住所」「商品名」「合計金額」を選択してコピー
  3. 注文管理のスプレッドシートに貼り付け
    • A列に注文番号
    • B列に氏名
    • C列に住所
    • D列に商品名
    • E列に金額

このように、具体的な手順とデータの配置場所を明確にすることで、 AIは正確にツールを作成できます。

💡 棚卸作業のポイント

棚卸作業をする際は、以下のポイントを意識してみましょう。

1. 手順を番号付きで書き出す

ステップ1、ステップ2、ステップ3...という形で整理します。 順序立てて書くことで、AIが処理の流れを理解しやすくなります。

2. 固有名詞を具体的に書く

抽象的な言葉ではなく、具体的な固有名詞を使います。

  • 「メール」ではなく「注文メール」
  • 「データ」ではなく「注文番号、氏名、住所」

3. データの配置場所を明確にする

スプレッドシートの「A列に○○、B列に△△」など、 どこに何を配置するかを具体的に指定します。

4. 条件があれば明記する

「件名に"注文"を含むメールのみ」など、 特定の条件がある場合は必ず記載します。

【ワーク】あなたの業務の棚卸をしてみよう

あなたが自動化したい業務を1つ選び、棚卸作業をしてみましょう。

記入例:

  • ステップ1:Gmailで「請求書」を含むメールを検索
  • ステップ2:件名、差出人、受信日を確認
  • ステップ3:スプレッドシートに転記(A列:件名、B列:差出人、C列:受信日)
  • ステップ4:「未対応」ステータスを付ける

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棚卸作業の方法を理解できましたでしょうか?
次は、ツール開発の現実について学んでいきましょう。

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