プロンプトの重要性
プロンプトの基本構成
プロンプト例
フォルダIDの取得方法
ChatGPTに送信
ステップ 2 / 5

生成AIへのプロンプト作成と送信

作業内容を整理して、AIにツール作成を依頼します

💡 良いプロンプトが良いツールを作る

ステップ1で書き出した作業内容を、ChatGPTに分かりやすく伝えることが大切です。プロンプトが具体的であればあるほど、AIは正確なコードを生成してくれます。

逆に、曖昧な指示だと、AIが意図しない動作をするツールを作ってしまう可能性があります。ここでしっかり時間をかけて、プロンプトを作り込みましょう。

📝 プロンプトの基本構成

効果的なプロンプトには、以下の5つの要素が含まれていることが重要です。 実は、section-03で記入したワークシートの5つのステップが、そのままプロンプトの構成になっています。 ワークシートを埋めた内容をそのままプロンプトに反映させましょう。

1

【やりたいこと】を明確に書く

まず、「何を実現したいのか」を一言で表現します。例えば、「GoogleドライブのCSVファイルをスプレッドシートに転記する」というように、目的を簡潔に伝えましょう。

2

【現在の手順】を具体的に書く

section-02で書き出した作業フローをそのまま貼り付けます。「どのフォルダから」「どのシートに」「どの列に」など、できるだけ詳細に書くことで、AIが正確なコードを生成できます。

3

【どんなデータを扱うか】を説明する

CSVファイルの形式、ヘッダー行の有無、文字コード、区切り文字など、データの詳細を伝えます。この情報があることで、AIはデータ解析処理を正確に実装できます。

4

【どこに保存するか】を指定する

保存先のスプレッドシート名、シート名、列の配置、追記か上書きかなどを明確に指定します。保存先の情報が明確であれば、AIは確実にデータを転記できるコードを生成します。

5

【その他の要望】を追加する

重複チェックや、エラー処理、ログ出力など、特別な機能が必要な場合はここに書きます。最初から完璧を求める必要はありませんが、必須の機能は最初から伝えておくとスムーズです。

💬 プロンプト例

section-03の自動化ワークシートを埋めた内容を基に、 以下のようなプロンプトを作成します。
ワークシートの5つのステップが、そのままプロンプトになるんです。

実践編②(CSVファイル転記ツール)の場合、以下のようなプロンプトを送ります。このテンプレートをコピーして、あなたの作業に合わせて書き換えてみましょう。

↑ クリックで全文をコピーできます

Google Apps Scriptで、以下の機能を持つツールを作成してください。

【やりたいこと】
実践編①で作成したスプレッドシートに、CSVファイルから発送先情報を追加して、注文データを完成させたい

【現在の手順】
1. Googleドライブを開く
2. フォルダID「XXXXXXXXXXXXX」の「注文データ_未処理」フォルダを開く
3. フォルダ内のすべてのCSVファイルを取得
4. 各CSVファイルの内容を解析
5. 注文IDをキーに、既存のスプレッドシート「受注一覧」シートの該当行を検索
6. 該当行が見つかったら、発送先住所・電話番号をI列・F列に追加(発送先氏名はスキップ)
7. 処理が完了したファイルは、フォルダID「YYYYYYYYYYYYY」の「注文データ_処理済み」フォルダに移動

【どんなデータを扱うか】
- ファイル形式:CSV形式(カンマ区切り)
- 文字コード:UTF-8
- 1行目:ヘッダー行(注文ID、発送先氏名、発送先住所、発送先電話番号)
- 2行目以降:実際のデータ
- 各行に4つの項目が含まれる
- サンプルデータ:
  ORD-12345,山田太郎,東京都渋谷区〇〇1-2-3 マンション101号室,090-1234-5678

【どこに保存するか】
- 保存先:実践編①で作成したスプレッドシート
- シート名:「受注一覧」シート
- 保存方法:注文ID(C列)をキーにマッチングして、既存データに追加
- 列の配置:
  - I列:発送先住所
  - F列:発送先電話番号
- 注文IDが一致する行が見つからない場合はスキップ

【その他の要望】
- CSVファイルの1行目はヘッダー行なのでスキップする
- 注文IDでマッチングして、既存データに発送先情報を追加する
- 複数ファイルの一括処理に対応する
- 処理が完了したら、処理ファイル数とマッチング成功件数をログに出力する
- 処理済みファイルは「注文データ_処理済み」フォルダに自動的に移動する

📌 プロンプトのカスタマイズポイント

上記のプロンプト例は、section-03の自動化ワークシートの5ステップに対応しています。 以下の点を、あなたの作業に合わせて書き換えましょう。

  • 【やりたいこと】:あなたの自動化したい作業を一言で表現してください
  • 【現在の手順】:section-02で棚卸した作業フローをそのまま貼り付けてください
  • 【どんなデータを扱うか】:ファイル形式、ヘッダー行の有無、文字コード、区切り文字、データ項目(列名)を具体的に記入してください
  • 【どこに保存するか】:保存先のスプレッドシート、シート名、列の配置、追記/上書きの方法を明確に指定してください
  • 【その他の要望】:重複チェック、エラー処理、ログ出力など、必要な機能を追加してください

💡 フォルダIDは、section-05で取得したIDに置き換えてください。

🔑 フォルダIDについて

プロンプトに含める「フォルダID」は、 section-05の準備編で取得したフォルダID を使用します。もし取得していない場合は、section-05に戻って確認してください。

🚀 ChatGPTにプロンプトを送信

プロンプトの準備ができたら、ChatGPTに送信しましょう。ChatGPTが、プロンプトに基づいてGoogle Apps Scriptのコードを生成してくれます。

送信後の流れ

1. ChatGPTがコードを生成
数秒〜数十秒で、GASのコードが表示されます。コード全体をコピーできるように、コードブロックで表示されることが多いです。

2. コードの説明を確認
ChatGPTは、コードと一緒に「このコードの使い方」や「各関数の説明」も提示してくれることがあります。後で見返せるように、メモしておくと便利です。

3. 次のステップへ
生成されたコードを、GASエディタに貼り付けて実装します。次のセクションで詳しく説明しますので、コードをコピーした状態で進みましょう。

✨ ワンポイントアドバイス

もし生成されたコードが思っていたものと違っていても、焦らずにChatGPTに追加で指示を出せばOKです。「○○の部分を△△に変更してください」と伝えれば、修正してくれます。何度でもやり取りできるので、理想のツールになるまで調整しましょう。

ChatGPTがコードを生成してくれたら、次はGASエディタに貼り付けて実装しましょう。

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