プロンプトとは
プロンプトの構成
プロンプト例
次のステップ

🤖 生成AIへのプロンプト作成

実践編① - 注文メール → スプレッドシート転記

💬 プロンプトとは?

プロンプトとは、生成AIに対して送る「指示文」のことです。 プロンプトの書き方次第で、生成AIが作るコードの品質が大きく変わります。

良いプロンプトの条件は、具体的であることです。 これまでのステップで作業を詳しく整理したおかげで、具体的なプロンプトを書く材料が揃っています。

❌ 悪いプロンプト例

「メールをスプレッドシートに転記するツールを作ってください」

これでは曖昧すぎて、生成AIは何をどうすればいいのかわかりません。 結果として、期待通りのコードが生成されない可能性が高いです。

✅ 良いプロンプト例

「件名に『注文受付』を含むGmailを検索し、注文ID・日時・商品名をスプレッドシートのC, E, J列に転記するツールを作ってください」

具体的な条件と出力先が明記されているので、生成AIは正確なコードを作れます。 1回目から実用的なコードが生成される確率が高くなります。

📐 効果的なプロンプトの5つの要素

ワークシートの5ステップが、そのまま効果的なプロンプトの構成になります。
この構成を意識するだけで、生成AIからより良い回答を引き出せるようになります。

1️⃣ やりたいこと(目的)

何を実現したいのかを一言で明確に書きます。

例:「Gmailの注文メールの内容を、既存のスプレッドシートに自動転記したい」

2️⃣ 現在の手順(詳細)

ワークシートで整理した手作業の流れを、ステップバイステップで書きます。

例:「1. Gmailを開く → 2. 件名に『注文受付』を含むメールを検索 → 3. メール本文から注文情報を確認 → 4. スプレッドシートを開いて手動で転記」

3️⃣ どんなデータを扱う?

対象のメール形式、抽出したいデータ項目、転記先の列を具体的に指定します。 前のステップで作成した転記項目表をそのまま貼り付けましょう。

重要:メール本文のサンプルと転記項目表を必ず含めてください

4️⃣ どこに保存する?

データをどこに保存するか明記します。シート名、追記方法、他の列への影響などを具体的に。

例:「現在のスプレッドシートの『受注一覧』シートに追記。C列の最終行の次の行から追記」

5️⃣ 重複防止とその他の要望

重複チェック機能、エラーハンドリング、ログ出力など、追加で実装してほしい機能を書きます。

重要:重複防止の仕組み(メール側+シート側)は必ず指定しましょう

📋 実際のプロンプト例

これまで整理した内容を、以下のフォーマットでChatGPTに渡すだけでOKです!
5ステップの構成に沿って、具体的に書いていきましょう。

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Google Apps Scriptで、以下の自動化ツールを作ってください。

【1️⃣ やりたいこと】
Gmailの注文メールの内容を、既存のスプレッドシートに自動転記したい

【2️⃣ 現在の手順】
1. Gmailを開く
2. 件名に「注文受付」を含むメールを検索
3. メール本文から注文情報を確認
4. スプレッドシートを開いて手動で転記

【3️⃣ どんなデータを扱う?】

■ 対象メール:
• 件名に「注文受付」が含まれるメール
• 「処理済み」ラベルが付いていないメール
• 最新50件まで取得

■ メール本文のサンプル:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご注文ありがとうございます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

注文ID: ORD-12345
注文日時: 2025/10/28 14:30
お客様名: 山田太郎

【ご注文内容】
商品名: 有機りんご 5kg
数量: 2箱
小計: 5,600円

配送希望日: 2025/11/01

■ 抽出したいデータと転記先の列:
※ 前のステップで作成した転記項目表をここに貼り付けてください

項目名           列   抽出内容サンプル
─────────────────────────────────────
注文ID           C    ORD-12345
注文日時         E    2025/10/28 14:30
お客様名         G    山田太郎
数量             H    2箱
商品名           J    有機りんご 5kg
金額             L    5600 ※カンマ・円記号除去
配送希望日       N    2025/11/01

【4️⃣ どこに保存する?】
• 現在のスプレッドシートの「受注一覧」シートに追記
• 注文IDの列(C列)の最終行を取得して、その次の行から追記してください
• 指定した列(C, E, G, H, J, L, N列など)にのみ書き込む
• 他の列のデータは変更しない

【5️⃣ 重複防止とその他の要望】

■ 重複防止の仕組み(超重要!)

▼ メール側での防止:
• 処理が完了したメールには「処理済み」ラベルを自動で付与
• 「処理済み」ラベルが付いているメールは処理対象外にする
• 検索条件に「-label:処理済み」を追加

▼ シート側での防止:
• 注文IDでシート内を検索し、すでに存在する場合はスキップ
• 重複があった場合はログに記録する

■ その他の要望:
• メール本文から正規表現で各項目を抽出してください
• エラーハンドリングを入れてください
• 初心者向けに、コメント付きで分かりやすいコードをお願いします

💡 ポイント

ワークシートの5ステップに沿って書くことで、AIが迷わず正確なコードを生成できます!
自分の業務に合わせて、各セクションをカスタマイズしてください。

📧 実践編での活用について

上記のプロンプト例では、「有機りんご 5kg」という1つの商品サンプルを示していますが、実際のサンプルメール送信機能は7種類の異なる商品の注文メールを送信できます。

受講者の皆さんは、複数のパターンのメールを受信して処理することで、より実務に近い形でGASの自動化を体験できます。
また、実践編②では、これらの注文ID(ORD-12345~ORD-12351)に対応する発送情報をCSVファイルから自動転記する機能を作成していきます。

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📌 プロンプトができたら、ChatGPTに送信しましょう

プロンプトの準備ができたら、次はChatGPTを開いてプロンプトを送信します。
送信方法と、コードが生成されるまでの流れを確認していきましょう。

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