作業の棚卸
まず、現在の作業を具体的に書き出しましょう
なぜ作業の棚卸が必要なのか?
生成AIにツールを作ってもらう前に、まず現在の作業を具体的に書き出すことが大切です。 なぜなら、生成AIは「あなたが何をしたいのか」を具体的に伝えないと、正確なコードを作ることができないからです。
例えば、「メールをスプレッドシートに転記するツールを作って」とだけ伝えても、 生成AIは「どのメールを?」「どの列に?」「どんな形式で?」といった細かい部分がわかりません。
そのため、最初に現在の手作業の流れを詳しく書き出すことで、 生成AIに対して明確な指示を出せるようになります。 これが「作業の棚卸」というステップです。
💡 ポイント
作業を具体的に書き出すことで、「どこを自動化すべきか」が明確になります。 また、生成AIへのプロンプト(指示文)を作る際の材料にもなるため、 この棚卸作業は決して飛ばさないようにしましょう。
現在の手作業の流れ
それでは、実際にメール転記作業を例に、手作業の流れを見ていきましょう。 この例では、「注文」や「請求書」といったキーワードを含むメールを、 毎日スプレッドシートに手動で転記している作業を想定しています。
Gmailを開く
まず、ブラウザでGmailにアクセスします。 この時点では、まだどのメールを転記するかは決まっていません。
注文メールを探す
受信トレイから、件名に「【注文完了】」「注文受付」などが含まれる注文メールを探します。 毎日複数の注文メールが届く場合、1つずつ開いて確認する必要があります。
メールを開く
注文メールをクリックして開きます。この作業は、メールの件数が多いと非常に時間がかかりますよね。 自動化すれば、この手間を完全に省くことができます。
メール本文から注文情報を確認
メール本文から、注文ID・日時・お客様名・商品名・金額などの情報を確認します。
Googleスプレッドシートに手動で転記
確認した情報を、Googleスプレッドシートに手動で入力していきます。
この手動入力作業が、一番時間のかかる部分です。 毎日10件以上になると、10分~15分程度かかることも多いですね。
次のメールへ
転記が完了したら、次の注文メールを開いて、同じ作業を繰り返します。 すべてのメールを処理し終えるまで、この作業が続きます。
この作業を自動化する価値
この作業を毎日繰り返している場合、GASで自動化することで大幅に時間を節約できます。
❌ 手動の場合
- ⏱ 毎日10〜15分の作業
- 📅 1ヶ月で約5時間
- 😰 ヒューマンエラーのリスク
- 💤 退屈な繰り返し作業
✅ 自動化した場合
- ⏱ 作業時間ゼロ
- 📅 1ヶ月で5時間の節約
- 🎯 正確な転記
- 😊 他の仕事に集中できる
このように、一度自動化してしまえば、毎日の作業時間をゼロにできます。 浮いた時間を、もっと創造的な仕事や重要な業務に使えるようになりますね。
スプレッドシートテンプレートを用意しました
この実践編で使用するスプレッドシートのテンプレートを用意しました。
「ファイル」→「コピーを作成」でご自身のGoogleドライブに保存して使ってください。
※ Googleスプレッドシートが開きます。「ファイル」→「コピーを作成」でご自身のドライブに保存してください